未来を写した子どもたち

観に行こうと思ったまま、行けないんじゃ…と思っていた映画*1を、タイミングが合ったので観て来ました。


インドカルカッタの売春窟に住む子どもたちが、カメラマンと出会い、カメラを教わることで別の世界に目を向けるきっかけを得るドキュメンタリー、というと、すっごく意訳なのですが、想像を裏切る展開ではなく、堅実にそんなドキュメンタリーです。子どもたちは厭世的な表情もするけれど、明るくしたたかで、全体のトーンは暗くないし、暴力や売春を主眼にしていないから、あえて外されている部分も多そうで、それが見やすさに繋がってるのかな。
挿入される音楽や映像がやや扇情的すぎるところもあったけれど、これは、映画自体が支援計画の一環な部分があるからしょうがない気も。
カメラ教室に通う8人の子どもたちが辿る、それぞれのその後が映画の終わりに流れ、パンフレットにはさらにその先の2008年9月時点での消息が伝えられています。
カメラが切り取った一瞬の先にも、あたりまえに続いていく人生の断片の含む重さ。もちろんこれは、邦題通り、子どもたちが自分のその手で未来を写したんだという希望の物語でもあると思うんですけど。


って、何となく映画カテを作ってみたけれど、正直そんな使わない気がします。整理しようとやっきになって空回るタイプですみません。だってすでに、カテゴリー分け む ず か し い って状態。
そして、楽しみな百識は、明日におあずけで…!ねーむーいー。

*1:公式サイトです